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099 抹茶味がゆかしい銘菓「越の初芽」はアレンジも楽しめる!

2017.08.01

抹茶味がゆかしい銘菓「越の初芽」はアレンジも楽しめる!

福井市にある「錦梅堂」の創業は1847年。羽二重餅で有名な老舗ですが、この「越の初芽」も古くから愛されてきた銘菓なのです。

厳しい冬を経てようやく訪れる越前の春に萌え出す木々の初芽を表現したという風雅な和菓子で、その銘は明治31年に小松宮殿下に献上した折にいただいたものなのだそう。

「越の初芽」という和菓子について、そしてその少し意外な味わい方もあわせてご紹介します。

■小さくて軽いけれど、存在感は大きい「越の初芽」

60g入りの「越の初芽」は、約12センチ角の小箱。蓋は可憐な模様に彩られていて、ちょっとした贈り物にもぴったりです。
箱の中に納められた「越の初芽」は一個のサイズが長さ65ミリ、幅が12ミリ程度の棒状。ひとつひとつ紙で丁寧にくるまれているのが雅な雰囲気ですね。
同封されている由来書きにも老舗の風格が感じられます。

■美しい色合いと軽やかな食べ心地が印象的

くるんだ紙をはずせば、若芽を思わせる浅緑の「越の初芽」が現れます。
原材料は砂糖、コーンスターチ、卵白、抹茶などですが、圧倒的に軽やかで、落雁を思わせるカリっとした食べ心地が印象的。ひとつずつ形が微妙に違うのも手作りの温かさを感じます。
甘さは結構強いのですが、上質の抹茶が贅沢に使われているので味のバランスが良く、後口がくどくはありません。
日本茶のほか、ミルクや日本酒とも相性が良い焼き菓子です。

■フィンガークッキー風のアレンジはいかが?

「越の初芽」は抹茶風味ですが、チョコレートともよく合います。
小さな器にチョコレートを削り入れて湯煎で溶かしたところに「越の初芽」をつけてチョコをまとわせると洋菓子の雰囲気で楽しめます。
写真はブラックチョコレートを使っていますが、ミルクチョコレートでもOK。レンジで溶かすタイプの製菓用チョコレートを使うと簡単です。

■和みの味・とろ~り抹茶葛湯も簡単に作れる!

「越の初芽」には上質の抹茶が使われているので、風味の良い葛湯が作れます。

<越の初芽の葛湯>

1.小鍋に水と細かく砕いた越の初芽を入れる(水150ccに対して3~5本。好みの甘さで)
2.1をとろ火にかけて混ぜながら越の初芽を溶かす(40度以上にならないように注意)
3.2が溶けたら、一旦、人肌まで冷ましてから水溶きした葛粉か片栗粉(水150ccに対して大さじ1程度)を回し入れ、よく混ぜながらとろみがつくまで熱する
4.越の初芽をトッピングする

*水の代わりに牛乳や豆乳でも可

■日持ちするので買い置きしておくと便利

「越の初芽」は賞味期間が長く常温で保存できるので、買い置きしておけば、お茶うけにしたり、またアイスクリームに添えたり、クッキーケーキの材料としていつでも使えて便利です。

ちょっとした贈り物にもおすすめの歴史ある銘菓を是非一度味わってみてください。

(ペンネーム まつもとようこ)