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061 味も色も鮮やかな大野特産の「すこ」で爽やかな食卓の演出を

2017.06.05

味も色も鮮やかな大野特産の「すこ」で爽やかな食卓の演出を

「すこ」と聞いても、福井県以外の方にはどんなものかイメージできないかもしれません。
これは八つ頭芋の茎部分(赤ずいき)を使った郷土食です。家庭で作られるほか、精進料理として寺などで供されることもあります。
しゃくしゃくとした歯触りが印象的で、その甘酸っぱい味わいは食欲のない時や暑い時期にもぴったり。
色合いも美しい「すこ」を使って、食卓をおいしく彩ってみませんか?

■自分で作るのは結構大変だから、加工済みパックはとてもウレシイ

「すこ」を自分で作るとなると、まずかさばる八つ頭芋の茎を買ってきて丁寧に皮をむき、塩をふって乾煎りし、これを一週間ほど甘酢に漬けてやっと完成と、かなりの手間と時間がかかります。
こちらの「すこ」は、里芋の名産地としても知られる大野市の赤ずいきを使って、醸造酢、砂糖、食塩のみを使って作られており、手軽に自然なおいしさが楽しめるすぐれもの。もちろんパックから出してすぐ、そのまま食べられます!

■美しい色を生かしたアスピックはお洒落なオードブルにも

初めて「すこ」を見た方は、その色の美しさに驚かれることでしょう。これは赤ずいきに含まれるアントシアニンという成分に酢が加わることによって発色したもので、着色料などの添加物を使ったものではありません。

「すこ」を適当に切って、漬け汁も加えたゼリー液で固めるアスピック(ゼリー寄せ)はおもてなしにも使える一品。洋風にする時はコンソメゼリー、和風なら薄口醤油で味をつけた出汁ゼリーがおすすめです。
グラスにまずキュウリやオクラなど緑色の野菜を加えたゼリー液を流し、固まったら、その上に「すこ」入りのゼリー液を流しいれるとコントラストが綺麗ですよ。

■ほどよい酸味があるのでちらし寿司も簡単に作れるのです

添加物が入っていない「すこ」は、漬け汁も使いたいですね。
そこで「すこ」のちらし寿司を作ってみませんか?
まず「すこ」の漬け汁に昆布出汁と塩を混ぜて寿司酢の味に整えておきます。これを固めに炊いた熱いご飯に混ぜ込めばほんのり色のついた酢飯になります。ちらし寿司の具には、細かく切った「すこ」を使いますが、ちりめんじゃこ、胡麻、青じそなどがよく合うので一緒に混ぜ込むのがおすすめです。

■甘酸っぱいしゃきしゃき感はデザートの素材としてもおすすめ

アイスクリームやヨーグルトに細かく切った「すこ」を混ぜてもおいしいのです。
甘酸っぱさもですが、独特のしゃくしゃくした歯ごたえが心地良いですよ。
スイーツに使う時は、一度さっと水洗いしてレモン汁をかけてから使ってみてください。

■伝統料理の「すこ」は現代人にもうれしいヘルシー食です

「すこ」には食物繊維はもちろん、カリウム、カルシウムも多く含まれているとのこと。
酢が使われていて甘さや塩分は控えめという味付けも、ダイエット中の方や健康志向の方には、興味がもてるところではないでしょうか。
是非一度、大野特産の「すこ」を味わってみてください。

(ペンネーム まつもと ようこ)