• 180 1袋に込められた黄金色に輝く小ぶりの鯵「金のアジ」

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「福井のしあわせな291のこと」

180 1袋に込められた黄金色に輝く小ぶりの鯵「金のアジ」

2017.12.01

1袋に込められた黄金色に輝く小ぶりの鯵「金のアジ」

「金のアジ」は福井県の若狭にある江上鮮魚店が製造販売しています。
背びれが黄色味を帯び、小ぶりですが脂がのって甘みが強い鯵を金のアジといい、漁師のうちでは
珍重されているそうです。
この金のアジの稚魚をほどよい塩で加減し、一匹一匹丁寧に天日干ししたものを小袋に詰めたものが江上鮮魚店の「金のアジ」です。
封を開けるとさわやかな潮の香りとともに、黄金色のかわいらしい小鯵たちが顔を出します。

■アジは味なり、その美なるものをいう

アジの語源をご存知ですか?
美味しい味だから「アジ」。実にストレートでわかりやすい語源ですよね。
また諸説ありますが、鯵という漢字は「旨いので参る」からつけられたとの説もあります。
このようにアジは濃厚な旨みが特徴で、筋肉の素となるタンパク質や、疲労回復に効果的なビタミンB1、またカルシウムなど栄養も豊富です。

■「金のアジ」を食べてみました

袋にも書かれているように「金のアジ」は鯵の稚魚を天日干しにしているので、口に当たらずとても食べやすいのが特徴です。
魚を丸ごと食べられるのでお子様のカルシウム補給にぜひおすすめしたいおやつだと思います。
煮干し特有の苦みも少なく、後味も上品ですっきりしているのでだしとしての使い方もできますね。

■おすすめのレシピ

そのまま食べてもおすすめですが、くせのない味なので様々な料理に合う「金のあじ」を使った料理を考えてみました。

【鯵だしうどん】
30g程度の「金のアジ」を1リットルの水に半日ほどつけておきます。
そのまま火にかけて煮立ったら弱火にして10分ほど煮だします。
味付けはシンプルに塩と少量の醤油のみ。
魚のうま味成分イノシン酸が凝縮された贅沢な一品になりました。

【出しがら鯵の三倍酢】
だしをとったら残る「金のアジ」の出し殻。
上手く使えないかと考えてみたら行き着きました。三杯酢につけることで無駄なく美味しい1品になります。
おすすめは仕上げの生姜です。千切りにして一緒にいただきましょう。

【金のアジの南蛮風】
本来南蛮漬けは魚を揚げて漬け込むものですが、「金のアジ」は天日干しにしてあり旨みが凝縮されてそのままでもおいしく食べられるものなので、魚焼きグリルで香ばしく炒ってみました。
めんつゆにお酢とごま油を加えたつけ汁にきゅうりや人参、玉ねぎ、ピーマンなどお好みの野菜を千切りにして一緒に漬け込みましょう。
2~3時間ほどおいたら食べごろです。

5cmほどの小さな小さなアジが織りなす旨みの饗宴は、いつもの食卓をさらに笑顔にするそんな魔法が込められていました。
作り手の愛情が一緒に込められた素敵な一品です。

(ペンネーム marinko519)