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225 どんな細かいデザインもレースに!確かな技術で新しい風を吹き込む「荒川レース工業」

2018.02.07

どんな細かいデザインもレースに!確かな技術で新しい風を吹き込む「荒川レース工業」

創業80年近くになる荒川レース工業は、家庭用のカーテンやカーシート、テーブルクロスなどの多彩なレース製品を提案するオリジナルレースメーカーです。
デザインから製造までの工程を一貫して行うシステムを早くから取り入れ、様々なニーズに対応しています。
機械レースは今から200年以上前にイギリスで生まれ、日本では戦後に本格的な製造が始まりました。
今まで手作業で時間をかけて作られていたレースが、繊細なデザインも短時間で製造することができるようになり、レース製品の幅が広がりました。
荒川レース工業は、長い期間に培ったレース技術を生かし、いろいろなことにチャレンジしています。

■一枚の布から切り出して作品を作るという驚きの発想「クーペレース」

荒川レース工業が展開するクーペレースという製品は、贈られた人が自ら用途を選び、レース生地を切り取って完成させるという今までになかった発想で生み出されたものです。
展開しているシリーズはお茶会セット・ガーランド・赤ちゃんのスタイ・巾着・ショールの5点です。
いずれも一枚の布から使い手がはさみで切り取ることで、何通りもの使い方ができ、スタイや巾着、ショールなど身に付けるものには綿を使用するなど、素材にもこだわっています。
製品を手に取ると、厚手の紙袋に丁寧にレースが詰められており、かわいらしいラッピングが印象的でした。
日ごろのお礼や出産祝いなど女性向けのギフトとしてぜひおすすめしたいですね。

■コラボ企画『プラスレース』

「あったらいいなと思うアイデアを募集」
会社のホームページにはこんなことが書かれています。
そしてこの取り組みは【+(プラス)レース】の”レースのたまご”としてご意見ボックスが設置されています。
常に新しい風を吹き込み、無限の可能性を追求するという荒川レース工業の社風は、実に柔軟でルービックキューブのように彩りに満ちています。
若手のデザイナーとのコラボで生まれた、ベジネットと言われる野菜の保存袋もアイデアに富んだ商品です。レースは白いものという概念をガラリと変え、ピンクや黄色、オレンジや緑といったポップなカラーのレースが女性の目を引きます。
斬新なデザインと、確かなレースの技術の組み合わせで、あるようでなかった魅力的な逸品を作り出しているのですね。
クーペレースに魅了された私は、そのカラフルな色合いが気に入りベジネットを購入したくらいです。

2016年には近畿経済産業局が世界で通用するクールな地場産品を国内外に発信する「クールジャパン」というプロジェクトにおいて、荒川レース工業のクーペレースが選ばれました。
古いものにとらわれず、新しいものをどんどん取り入れて形を増やしていく、そんな姿勢に私自身を重ねて身の引き締まる思いになりました。

(ペンネーム marinko519)