STORY

至福の291物語

“福井県”と聞いて思い浮かべるものとは?日本海ならではの特産から匠の技が光る名産まで、知れば知るほど奥深いふくい魅力をご紹介いたします。

vol.3「越前ガニ」

2020.06.29

越前ガニの定義とは?

みなさん、カニはお好きですか?

カニの種類はさまざまですが、「三大カニ」といえば、ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニ。中でもズワイガニは日本海側で多くの水揚げ量があり、産地や品種によってはブランドガニがあるのも特徴。そのひとつが、福井県を代表する食ブランド『越前ガニ』です。

越前ガニは、福井県で水揚げされた雄のズワイガニを指し、ブランドの証として目印に黄色いタグが付けられています。

カニ漁の解禁日は毎年「11月6日、午前0時」。前日の夜に多くの漁船が出港します。
現在、越前ガニ漁として出かける漁港は、三国・越前・敦賀・小浜の4ヶ所。
解禁日が近づくと漁港は賑わい、漁師たちもいっそう気合が入ります。

また、脱皮を繰り返す雄ズワイガニの脱皮直後の「水ガニ」、ズワイガニよりひと回り小さい雌の「セイコガニ」も、地元の間ではポピュラーでよく食べられるカニです。

越前ガニの美味しさの秘密とは?

越前ガニが獲れる越前海岸沿岸は急深で、漁場にも近いのがポイント。
さらに、漁場の地形は100m→150m、200mと段々畑のようになっていて、カニや魚が住みやすい場所でもあります。また、冬の寒さと海水の冷たさもカニとっては最高に居処。地形と海水温度が美味しいカニを育てています。

また、漁獲されるとすぐに海水の入った水槽に入れられ、生きたまま帰港。このスタイルは、他地域からみても優れているため、新鮮な越前ガニが食べられる理由でもあります。

越前ガニの美味しい食べ方とは?

何と言っても、越前ガニはあまいので、茹でてそのまま食べるのが一番!

カニ刺は旨みを逃すことなく味わえます。また、出汁にさっとくぐらせて食べるカニしゃぶ、野菜の旨みも引き出し、みずみずしい水ガニでも美味しくいただけるカニ鍋、カニを丸々余すことなく感じられるカニ汁も王道でいて、最高の料理です。

アレンジ料理では、セイコガニで作るカニ飯は絶品。炊きたてのカニ飯の上に外子と内子をのせた「のっけ丼」は、まさに“地元飯”。他にも、バター焼き、クリームコロッケやグラタン、パスタなど洋食にもぴったりです。

また、忘れてはならないのがカニみそ。身と一緒に焼いて、お酒を少々、バターを入れても、風味豊かになります。

越前ガニは、現地で食べていただくのが一番のおすすめですが、冷凍ボイルの配送もあり、簡単に解凍できて料理に使えるので、ぜひお試しください。冬だけ楽しめる貴重な越前ガニは、まさに福井県の宝と言えるでしょう。