STORY

至福の291物語

“福井県”と聞いて思い浮かべるものとは?日本海ならではの特産から匠の技が光る名産まで、知れば知るほど奥深いふくい魅力をご紹介いたします。

vol.5「鯖江のめがね」

2020.06.29

世界に誇る『鯖江のめがね』

福井県鯖江市と言えば「めがね」と連想する方も多いかと思います。

そう、鯖江のメガネは今や日本のみならず海外からも注目されているのです。

国内では、鯖江めがねだけを扱う専門店や、最近ではセレクトショップとのコラボも多くなり、一目見てお洒落で素敵なデザインも。
特に20代からの支持も高く、メガネブランド=鯖江と言っても過言ではありません。

『鯖江のめがね』は多いもので200以上の工程があり、一つひとつ専門の工場・職人たちによる分業で成り立っています。

また、匠の技に加え品質確認・管理も徹底。生産効率のために機械設備が取り入れられている工程もありますが、しっかりとした生産管理体制をつくり、良質なめがねを生み出しています。
日常生活の一部、溶け込むという考えで、“最高のかけ心地”を胸に、職人たちは工程の一つひとつに使命感を持ち作り上げています。

国内シェアの約95%が『鯖江のめがね』

鯖江市はもともと雪深く、農業を中心としたまちでした。
明治時代に、産業を生み出し暮らしを向上させたいと、“国産のめがねの祖”とも呼ばれる増永五左衛門が大阪からめがね職人を招き、職人の技を広めていったと言われています。
第二次世界大戦が終戦を迎えると、めがねの需要はさらに高まっていき、1960年代の高度成長期には、Made in Japanの車やカメラとともに、海外への輸出も多くなりました。

そして、今では、「世界三大めがねの生産地」として、名を馳せるほどに(ほかは、中国5地域とイタリア・ベッルーノ)。
2003年には、産地統一ブランドとして「THE291(ザ ふくい)」を創設し、メガネブランドの技術と独自性を世界へと発信しています。
ただ、それも全て、職人の確かな技があるからこそ。

この技術と伝統は次世代にも受け継がれていくべき、日本を代表する産業ともいえます。

『鯖江のめがね』には数々のブランドが存在

『鯖江のめがね』には、さまざまなフレームのブランドがあります。
ブランドによって、デザインやフレームの素材、カラー、ターゲット層を絞ったものなどいろいろ。

鯖江市にある「めがねミュージアム」の登録ブランド数は、なんと約100ブランドもあります。

もちろん国内のみならず海外ブランドも含めたものになり、誰もが知る有名ブランドなども登録されています。

また「めがねミュージアム」では、めがねの歴史だけれはなく、実際にめがねの購入もできます。種類も多いうえアドバイザーもいるので、ふだんめがねが似合わない…という方も、きっとフィットするめがねに出会えるはず。ふくいの観光スポットのリストにぜひ入れてみてください。

他地域でも展開している「さばえめがね館」

「さばえめがね館」とは、福井県眼鏡協会が公認する鯖江産のめがねフレームだけを取り扱う専門店です。栃木や京都、九州地区では、鹿児島・福岡・宮崎・熊本・長崎にも点在。

また、東京には「GLASS GALLERY 291」というギャラリーショップもあり、めがねの販売はもちろん鯖江のめがねを伝えるアートギャラリーやイベントも定期的に開催されています。
めがねを通じて、確固たるブランドを作り上げている『鯖江のめがね』。これからも、鯖江からSabaeへと躍進続けていくでしょう。